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クレカの基礎知識 – 目次 –
キャッシングとは?
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現代社会を快適に生活するために無くてはならないツール
クレジットカードにおいてのキャッシングとは、提携されたコンビニのATMなどから、現金を借り入れることができる機能を言います。
このキャッシングについては、銀行や消費者金融会社が盛んに宣伝している、カードローンの機能をクレジットカードに持たせた物です。
つまり、ショッピングなどの商品購入への支払いとは別に、お金を借りることができるのです。
もちろん、予め、その機能のために借入れ限度枠の設定が行われていて、請求明細書にもショッピング利用とキャッシングに利用や限度額などが記載されています。
1980年代のクレジットカードから、こうしたキャッシング機能は付加されていましたが、当時の金利は、驚くほど高くいわゆるサラ金のそれと、そう違わない内容のものでした。
現在のキャッシング機能は、低金利化して返済も利用者の負担が大きくならないように配慮がなされています。
ちなみに、クレジットカードとキャッシングは、別々の法律によって様々な消費者保護の規制がなされています。
それぞれの法律は、クレジットカードの割賦販売法が2008年6月、そしてキャッシングの貸金業法が2010年6月に実質的な消費者保護の為に、改正施行されました。
いずれの法律も、消費者の使い過ぎや借り過ぎを無くすために、カード会社を厳正に規制監督することで、その効果を見ることができます。
実際に、キャッシングの分野では、借入金利の低下や貸付額の制限を設け、一定金額以上を貸し付けている会員の債務内容を3ヶ月毎に確認する事が「総量規制」により義務付けられています。
総量規制による貸付制限を超えないように、しっかりと顧客管理をする事もカード会社に法律によって課せされているのです。 また、キャッシングをメインとしたいわゆる、カードローンの会社が発行するクレジットカードというものも有ります。 このカードの場合は、キャッシングの枠が利用状況を鑑みて、大きく増枠することも期待できるので、カードローンの利用をメインで考えている場合には、検討して見る価値が有るでしょう。
いずれの場合もキャッシングの利用については、計画性を持って慎重に借り入れを行いましょう。