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クレカの基礎知識 – 目次 –
付帯保険について
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現代社会を快適に生活するために無くてはならないツール
クレジットカードには、万一の盗難や紛失の際に悪用された場合に発生する、経済的な損害から所有者を守るための盗難保険が自動付帯されています。
この盗難保険は、その事由に対して広くて起用されるので、例えば財布を誤って落としてしまい、それを拾った相手に悪用されてしまったような、カードの管理上の過失による結果招いた損害でも、補償の対象とされます。
もちろん、悪意を持った第三者の不法行為による、盗難、スリ、置き引きなどによる悪用被害が補償の対象と成るのは、言うまでもありません。
昨今のニュースでも話題となっている、情報漏洩などが原因でクレジットカード番号が悪意ある第三者の手に渡り、オンラインショップなどで悪用された時にも保険にて担保されるので安心です。
連日、あらゆる媒体で注意喚起が呼びかけられている、インターネット上でのフィッシング行為や、カード利用時の隙を狙ったスキミング行為によってカード番号が盗まれることで発生した被害も保険によりカバーされます。
つまり、カード会員の意志に反した不正なカード利用による損害は、盗難保険によって補償されます。
万一その被害に気が付かず支払ってしまい、60日を経過すると保険の適用外と成るので、毎月の請求明細に見に覚えのない請求が含まれていないかなどの確認が必要です。
盗難の際と同様にカード会社への通報と同時に、警察への被害届出などの手続きが必要になる場合があります。
それと、プロパーカードやゴールドカード以上のクレジットカードでは、会社や種類によって、便利な保険が付帯されています。
残念ながら、年会費が無料の提携カードや一般向けのカードでは、保険なし、または、保険金額が低いなどの制限が有るので、それぞれ内容の確認をしておきましょう。
便利な保険の一つ目は、ショッピングプロテクションやショッピングセイバーと呼ばれる、買い物をした商品が担保される、動産総合保険です。
保険金額は、最大でその商品の購入額までとされ、修理費用、または、修理ができない破損や盗難時にはその全額が補償される保険です。
カード会社の規定にもよりますが、一般的には購入時から90日間の自動付帯となり、3千円から1万円程度の自己負担となる金額があります。
そしてもう一つが、おなじみの海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険です。
保険期間は、特に申告しなくとも旅行の開始と共に自動付帯される物がほとんどです。
内容については、カード会社により差も有るので、一度は確認をしておくべきでしょう。
特に、海外の先進国では特に、ちょっとした事で医療機関にかかるだけで、驚くような金額を請求される場合があります。
ハイグレードなプロパーカードやゴールド以上のカードでは、保険の仕様に際して、海外での日本語アシスタントデスクも用意されているので、いざという時に心強い味方と成ってくれることでしょう。