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クレカの基礎知識 – 目次 –
クレジットカードって何?
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現代社会を快適に生活するために無くてはならないツール
クレジットカードは、現代を生きる社会人にとって無くてはならない、生活必需品の一つです。 何故なら日本国内の発行枚数は、現在3億2千万枚を超えています。クレジットカード保有の資格を有する、成人一人あたりが3枚以上クレジットカードの発行を受けていることになります。発行枚数を見るだけでも、人々の生活に広く浸透していることが解りますが、このクレジットカードの歴史を紐解いてみると、起こりは、19世紀後半のアメリカ社会からと言われています。
当初のクレジットカードは、通信や荷物の支払いの為に作られた、紙製のペイメント専用カードでした。その後1950年に現在のような、クレジットサービス会社主導によるカードができましたが、それまで石油会社やタクシー会社など、商品やサービスを提供する会社と顧客の2者間で行われる、信用取引に使われていました。現在の様なクレジットカードの普及は、クレジットサービス会社とカードを保有する会員、そして商品やサービスを提供し決済を受ける側の加盟店の、3者間による信用取引がおこなわれるようになってから、飛躍的に広がっていきます。
その波は、高度経済成長で活気付く日本社会にも広がり、10年後の1960年に最初のクレジットカードが上陸しました。意外なことかもしれませんが、現在のプラスチック製のカードは、この日本上陸と共に日本側から、本家アメリカのカード会社に利用提案されました。その後、携行に便利なプラスチック製のクレジットカードは、好評を博し社会に瞬く間に広がり、普及に繋がりました。クレジットとは、「信頼・信用」文字通りの意味を持っており、クレジットカードは、それを所持する会員の経済的な信用力をクレジットカード会社が保証しています。そして、会員の物品購入やサービスの提供を求める際の支払いを、クレジットカード会社が担保し、利用加盟店に支払うシステムにより成り立っているのです。
これによりカード会員は、現金を常に持ち歩くことによる手間や危険から開放され、加盟店でいつでもどこでもショッピングやサービスの提供を受けることが可能になりました。現在、カードの利用はインターネットの世界でも利用が広がり、PayPalなどの決済と連携することで、海外との買い物やビジネスの普及にも一役買っています。